2008年03月10日
モノリス有機ナノ粒子の開発

エマオス京都は、上記の技術を利用してサブミクロン領域(1mm以下)の細孔と骨格から構成される共連続構造を持つナノ微粒子の作製を検討しております。ナノ微粒子を高分子重合系の出発溶液に添加することで、ナノ微粒子細孔内に原料モノマーが浸透し硬化感度が向上することが期待できます。つまりナノ微粒子が分子と分子を効率よく結合させる架橋体としての役割をすると考えています。この技術は、高分子合成における広大な領域において応用できると確信しており、現在具体的な応用分野を検討しています。

20080310161140.JPG
















 
 

 
この技術の用途開発として、平成1718年度地域新生コンソーシアム研究開発事業の採択プロジェクト「プリント配線板用写真現像型液状レジストの水性化と高機能化」のテーマで、互応化学工業株式会社および京都工芸繊維大学との共同プロジェクトで技術開発を進めております。この研究開発事業の最終評価結果として、近畿経済産業局より高い評価を頂いております。




 
TrackBackURL : ボットからトラックバックURLを保護しています