2008年03月10日
モノリス型ポリマーの種類と構造の制御

モノリス型ポリマーの原料であるモノマーの種類を変化させることにより、材料に親水性・疎水性の性質や機能性を持たすことが可能となります。右記に示しているのは、原料の一例ですが、エポキシ系のモノリス型ポリマーでは親水性は高くなり、また、スチレン系の原料を用いて調製したモノリス型ポリマーは疎水性の高い材料となります。また、機能性モノマーを用いることで高機能性モノリス型ポリマーが調製できるほか、モノリス型ポリマーの調製後に表面修飾をすることで目的に応じた性質をもたらすことも可能です。

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また、モノリス型ポリマーは、溶液から作製するので、どのような形・大きさにも応用できます。たとえば、8ページの図のような円柱状のものや、シート状、パイプ状のものも調製可能です。さらに、細孔や骨格サイズもコントロールが可能です。現状、0.1mm〜数十mmにおいてサイズがコントロールでき、モノリス骨格間の細孔空間を利用した用途や、比較的大きな細孔を用いることでの圧力損失の少ないフィルターなどの用途に応じて調節することが可能です。様々な用途の状況に応じてサイズや形状を変化させることが出来ます。

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